誰かを好きになる気持ちは、幸せで温かい物だけではありません。
好きになった人には別に好きな人がいる。どんなに頑張ったって振り向いてくれない恋もあるのです。
相手を想うだけで辛い片思いなら、いっその事、その恋に見切りをつけるのも良い選択肢です。
しかし、好きな人を諦めるには勇気が必要でしょう。
片思いを手放すべき時か見分けるポイントと、恋の手放し方をご紹介します。
【片思いを手放すべ”き時】
自分が自分らしく居られなくなった時です。
彼を振り向かせようと、無理をして自分を偽ったり、彼の言動に振り回されて、心神喪失状態になってはいませんか?
本来順調だったはずの勉強や仕事が手につかず、まるで別人のようになってはいませんか?
日常生活に支障をきたすような恋は、手放すべき恋です。
恋をして、もしお付き合いに進めたら、次は形を愛に変えられなければ、恋人同士になったとしても満足できないはずです。
付き合う事が恋愛のゴールではなく、付き合う事からが恋の始まり。
その先を見据えた時に、あなたの心を疲れさせ、今振り回されている彼との間に愛が生まれそうですか?
今一度冷静になって、自分らしく居られる恋か、愛へと形を変えられる恋か、見つめ直してみましょう。
【辛い片思いの手放し方】
例え辛くても、好きになった人を諦めるという決断をする事すら辛く、頭では諦めた方が楽だと分かっていても、悶々とした日々を過ごしてしまうのが辛い片思いです。
片思いを諦めようかと迷ったら、まずやるべき事を全てやってみましょう。
相手の態度や反応で勝手に恋の火を消してしまうのではなく、きちんと2人で会って、時間を共有してみる事、想いを伝える事を必ずしてみて下さい。
まだ2人でデートをした事がなくても、何度かデートをしていて脈なしと感じていても、最後のデートと心に決めて、片思いの相手と時間を過ご過ごすのです。
「やっぱり、まだ好き。」
「やっぱり、この恋に望みはないみたい。」
部屋に1人閉じこもって相手を思っているよりも、自分の気持ちや、恋の状況がハッキリと見えてくるでしょう。
そして、きちんと顔を合わせて、あなたの想いを相手に伝えて下さい。
あなたの熱意が伝わって、彼の心に響くかも知れません。
或いは、どんなに気持ちを伝えても、あなたを受け入れてはもらえないかも知れません。
嬉しい答えが返ってきても、傷つく返事が返ってきても、相手の表情をしっかりと目に焼き付けて返ってきましょう。
これが、片思いの手放し方です。
【片思いを手放した自分を褒めよう】
告白が上手く行ったら、片思いを手放し、晴れて両思いを手に入れる事が出来ます。
そうでなかった場合、勇気を持って片思いを手放した自分自身を褒めてあげましょう。
告白をせずに、ひっそりと恋心を消す事を選ぶと、いつまでもこいの炎は心の中で燻ります。
ちょっとした彼の言動で、また火が大きくなったり、彼の気持ちが動く事に期待してしまいます。
結果はどうであれ、告白したかしないかでは、心の晴れやかさが全く違うのです。
振られるのは恥ずかしいかも知れませんが、人生において幸せを手にしたかったら、本当に好きなものには一生懸命でなければなりません。
ダメで元々。「好き」になった証を残しましょう。
きちんと片思いを手放せた後は、
「世界中にこんなに人がいる中で出会えて良かった。」「恋する気持ちを教えてくれてありがとう。」
こんな気持ちになるでしょう。
【まとめ】
恋は1人でする事が出来ません。
上手くいかず、辛く悲しい片思いも、それでも執着してしまう好きな気持ちも、経験出来ない人だって世の中にはたくさんいるのです。
片思いも立派な恋の経験だという事は忘れないで下さい。
結果より何より、自分自身が後悔する事のない恋をした者勝ちなのです。