わがままな彼女と付き合っていると、疲れてしまうときがありますよね。
もちろん、彼女が好きな気持ちはあります。わがままな彼女がかわいいと思うときもあります。それでも、彼女のわがままが過ぎると、一緒にいるのがイヤになって、ときには別れることまで考えてしまいます。そろそろ結婚をと考えていても、彼女がわがままだと、告白をためらってしまいます。
今回は、わがままな彼女の特徴や心理をご紹介します。彼女がなぜわがままなのか、その理由が分かれば適切な対応ができます。わがままな彼女に悩んでいる男性には、わがままな彼女への対処方法もあわせてご紹介します。
わがままな彼女の特徴や心理が知りたい
一口にわがままな彼女と言っても、そこにはいろいろなタイプがあります。
おねだりをすることがとても上手で、何でもかんでも彼氏におねだりをしてくるわがままな彼女。気分がころころ変わって、機嫌が悪くなると自分勝手なわがままを言ってくる気分屋さんタイプのわがままな彼女。極度の寂しがり屋で、突然、「会いたいからすぐに会いに来て」と言ったり、彼氏が行く場所にはどこでも着いていこうとしたりするわがままな彼女。
いろんなタイプのわがままな彼女がいますが、男性が特に困るのは、わがままがどんどんエスカレートしていくタイプです。ここでは、わがままがどんどんエスカレートしてしまう彼女の特徴や心理をピックアップします。
彼女がわがままなのは彼に愛されたいから
彼女がわがままになるのは、彼に愛されているという実感が欲しいからです。
誰かに甘えられるということは、女性にとって至上の喜びです。大好きな彼氏に甘えて、それを受け入れてもらえると、彼氏に認めてもらえている、愛されているということを実感することができます。
他の人にはできないような少し無茶な甘え方をして、それでも彼氏が受け入れてくれれば、「彼は私のわがままも許してくれる。私は彼にすごく愛されている。」と思うことができます。
ですが、この感覚はだんだんと麻痺してしまうことがあります。最初は、ちょっとしたわがままで満足できたのに、繰り返すうちにその程度では愛を実感できなくなってしまいます。そして、もっと愛されている実感がほしい!と思うようになり、わがままはどんどんエスカレートしていくのです。
彼女がわがままなのは気分屋さんだから
気分屋さんタイプのわがままは、男性にはなかなか理解ができず、困ってしまうことがあります。
さっきまで楽しそうにしていたのに、突然不機嫌になって、「疲れた!もう帰りたい!」とわがままを言ってきたりします。
男性が「論理」で考える生き物であるのに対して、女性は「感情」で考える生き物です。たとえば、デート中に足が痛くなったとき、男性は「足が痛くなったけど、少し休めば回復する」と考えて「足が痛くなったから少し休もう」と言います。
一方、気分屋さんの女性は「足が痛くなった。足が痛いのはイヤなことだ。今日はイヤなことがあったから、もうデートもイヤだ」と「イヤ」という感情を中心に物事を考えて「とにかくイヤだから、もう帰りたい!」となってしまうのです。
男性にはこの思考が理解できません。彼女にわがままを言っているつもりがなくても、男性はこの考え方が理解できないので、感情次第で態度を変える気分屋の彼女は、わがままに見えてしまうのです。
彼女がわがままなのはあなたが甘やかしすぎたから
彼女はあなたと付き合う前からわがままでしたか?それとも、あなたと付き合ってからわがままになりましたか?
もしも、わがままになったのがあなたと付き合ってからなら、彼女がわがままな原因は、あなたが彼女を甘やかしすぎたからかもしれません。
わがままが受け入れられると、女性は満足感を得られます。男性にとっても、彼女のちょっとしたわがままは、自尊心を満たしてくれ、かわいいと思えるものです。ですが、ちょっとしたわがままだからといって甘やかしてばかりいると、わがままはどんどんエスカレートしていきます。
彼女が無茶なわがままを言っても、彼女がかわいいから、彼女のことが好きだからといって、すべて受け入れていては、彼女はますますわがままになってしまいます。
わがままな彼女がモテるのはなぜ?
わがままな彼女ほど、モテるのはなぜでしょうか?世の中には、わがままだけど、やたらとモテる女性がいます。
もちろん、その女性がかわいければ、大抵のわがままは許される、ということはあります。ですが、わがままなのにモテるのは、必ずしもかわいい女性だけではありません。
わがままなのにモテる彼女は、男心をよく分かっています。男性には「この子を守ってあげたい」という庇護欲のようなものがあります。自分がこの子を守ってあげているんだという感覚が、自尊心を満たしてくれるのです。
彼女にわがままを言われて、それを叶えてあげることで自尊心が満たされます。そして、何度も彼女のわがままを叶えているうちに、彼女に執着して、離れられなくなってしまうのです。
わがままなのにやたらモテる彼女は、この男心をよく理解した上で、わがままに振る舞って、人生を謳歌しています。
わがままな彼女に疲れたときの対処方法
彼女のわがままも、ちょっとしたわがままならかわいいものです。でも、そんなかわいいわがままでも、ときには疲れてしまうことがあります。また、すべてのわがままに応えていると、わがままはどんどんエスカレートしていくことがあります。
彼女のわがままに疲れてしまったり、エスカレートしたわがままに困ったりしているときは、どうしたらいいのでしょう。わがままな彼女に疲れてしまったときの対処方法をご紹介します。まずは、「いいわがまま」と「悪いわがまま」を見極めることが大切です。
「いいわがまま」と「悪いわがまま」を見分ける
わがままにも「いいわがまま」と「悪いわがまま」があります。まずは彼女のわがままがどちらのわがままなのか、見極めることが大切です。
「いいわがまま」とは、精神的なことを求めるわがままです。例えば、「もっと好きって言って欲しい」とか「私のことだけ見ていて」というような、感情面を満たして欲しいというわがままです。
一方、「悪いわがまま」とは、物質的なことを求めるわがままです。例えば、自分の好きなデートコースにばかり行きたがったり、自分の好みのレストランにばかり行こうとしたりします。もちろん、希望を言うのはいいことなのですが、このタイプの女性は彼の意向や好みを無視して、自分の好みだけで物事を決めようとします。さらに、「これ欲しかったの!買ってくれる?」などと言ってモノをおねだりしてくるようになります。
まずは、自分の彼女のわがままが精神的な「いいわがまま」なのか、それとも物質的な「悪いわがまま」なのかを見極めることが、わがままな彼女に対処するための第一歩です。
「いいわがまま」にはできるだけ応えてあげよう
「いいわがまま」は、精神的なわがままです。「もっと好きって言って欲しい」とか「もっと話したい」というような、かわいらしいわがままがほとんどです。
「いいわがまま」を言う彼女は、彼に愛されているという実感を得たいと思っています。わがままを言って、彼がそれに応えてくれることで、彼に愛されているという実感を得ることができるのです。
彼女が「いいわがまま」をするのは、彼に愛されたい、満たされたいと思っているからです。このタイプのわがままには、できるだけ応えてあげましょう。「いいわがまま」は彼が応えてくれることで満たされます。私は彼に愛されているんだ、という実感が得られるようになると、わがままは自然と減っていきます。
とはいえ、あなたも疲れていて、彼女のわがままに応えられないときもあるでしょう。そんなときは、ただ彼女を拒絶するのではなく、「今は疲れているから、ちょっと休ませて欲しい。もちろん君のことがイヤなわけじゃなく、むしろ大好きだよ。」という風にちゃんと、今は疲れているから、応えられない、ごめんね、ということをちゃんと伝えましょう。彼女は必ず分かってくれます。
そして、元気になったときには、彼女のわがままに、思いっきり応えてあげましょう。
「悪いわがまま」は甘やかしてはダメ!
「悪いわがまま」は物質的なわがままです。あなたの意向を無視して、自分の好みだけでデートコースを決めたり、「これ可愛い!欲しいな…」とプレゼントをおねだりしてきたりします。
このタイプのわがままはエスカレートしやすいので注意が必要です。
エスカレートすると、「私のこと愛している?愛しているなら、あれを買って欲しい」とか「私のこと好きでしょ。なら、その証に今度の誕生日にはあのレストランに連れてって」というように、プレゼントしなかったり、レストランに連れて行かなかったりすると、それだけで、まるで彼女を愛していないかのような言い方をしてくるようになります。
ちょっとしたことなら、かわいいおねだりとして応えてあげるのもありですが、すべてのわがままに応えていると、どんどんエスカレートしていき、あなたにとっても、彼女自信にとってもよくありません。
「悪いわがまま」は、きちんと断ることが大切です。「あれを買ってくれないなんて、私のこと愛していないの?」と言ってきたら「君のことは愛している。でも、それと物を買うことは関係ない話だ。」ときちんと、愛していることと、物質的なおねだりに答えることは別だと彼女に言い聞かせましょう。
それでも彼女のわがままが収まらないときの対処方法
一度わがままがエスカレートしてしまうと、「悪いわがまま」をやめて欲しい、とどんなに言い聞かせようとしても、彼女がまったく聞き入れてくれないことがあります。
それどころか、「私の言うことを聞いてくれないなんて、私のことが好きじゃないの?」「私のことなんてもうどうでもいいんでしょ。ひどい!」とまるで彼氏が悪いかのように責めてくることがあります。
こんな彼女には、一度ひとりで冷静に考える機会が必要です。彼女と距離を置くのも一つの手です。
わがままが収まらないときは距離を置く
どんなに言い聞かせようとしても、彼女のわがままが収まらないときは、彼女と一度距離を置くのも選択肢のひとつです。
彼女のわがままが収まらないのは、彼氏が側にいるからです。それまで彼女のわがままに応えてくれいた彼氏なのだから、もっとわがままを言えば、今回も必ず応えてくれるはずと思っているのです。彼女はわがままを言い続ければ、必ず応えてくれる、という間違った考え方を学習してしまったのです。
そんな彼女の考え方を変えるには、彼女のその考えが間違っているということを分からせる必要があります。そのためには、彼女と一度距離を置くことも選択肢の一つです。距離を置くことで、「あれ、わがままを言っても彼は応えてくれなかった」「わがままを言うだけじゃ、ダメなのかもしれない。このままじゃ彼に嫌われちゃう。」と、彼女も冷静になって考えることができるようになります。
「君のことは好きだけど。君のわがままにはこれ以上付き合いきれない。しばらく会わないで、お互いこれからのことを考えよう。」と、彼女の「わがまま」がイヤだということをはっきり伝えましょう。「わがままに応えることと、好きなことは別の話」「わがままがイヤなのであって、君のことは好き」ということを、彼女にきちんと説明することが大切です。
わがままな彼女とは別れるのも一つの選択肢
どんなに言い聞かせようとしても、一度距離を置いてみても、それでも彼女のわがままが収まらないときは、彼女と別れることも考えてみましょう。
どんなに好きでも、彼女のわがままがひどすぎる場合、2人の関係を続けていくのは無理があります。今はなんとかなっていても、いつか破綻してしまいます。勇気を出して、彼女と別れて、次の恋に進むのも一つの選択肢です。
一度別れれば、あなたも、彼女も冷静になって考えることができるようになります。もちろん、冷静になって、ようやく彼女のわがままが収まって、そのときにあなたもまだ彼女のことが好きなら、もう一度付き合うのもありです。
どうしても彼女のわがままが収まらない、どんどんエスカレートしてしまう、というときには、彼女と別れることも検討してみましょう。
わがままな彼女と結婚することはできる?
彼女のわがままが「いいわがまま」なら、何も考える必要はありません。彼女と結婚をしたいのなら、ぜひ結婚しましょう。
でも、彼女のわがままが「悪いわがまま」ばかりなら、一度冷静に考えた方がいいでしょう。
「今はわがままだけど、結婚したら彼女も落ち着くはず」という考えは甘すぎます。「悪いわがまま」は結婚しても収まりません。プロポーズをしたり、結婚したりしてしばらくは、「結婚」してくれたという事実が精神的にも物質的にも彼女の心を満たすので、わがままは収まるかもしれません。
でも、それは一時的なことです。しばらく時間が経つと、彼女はまたわがままを言うようになります。「結婚する前は、何でもプレゼントしてくれたのに、結婚してからは欲しいものを買ってくれない。もう私のことが好きじゃないの?」とまた物質的な悪いわがままを言うようになります。
彼女のわがままが「悪いわがまま」の場合は、結婚する前に更生しておくことをおすすめします。
まとめ
わがままな彼女の特徴や心理、わがままな彼女に疲れたときの対処方法を紹介してきました。
彼女のわがままは、もともとは彼氏に愛されたい、愛されている実感が欲しい、という思いから来ていることがほとんどです。ですが、わがままには「いいわがまま」と「悪いわがまま」があります。
「いいわがまま」は精神的なわがままです。いいわがままには、どんどん応えてあげましょう。いいわがままに応えてあげることで、彼女は愛されているという実感を得ることができ、2人の関係はもっと親密なものになります。
もちろん、疲れているときには、「今日は疲れていからまた今度ね。」と言って断っても大丈夫です。その際には、必ず君のことは好きだけど、今日は疲れているからちょっと休みたいということを伝えましょう。そして、次に会ったときには、彼女のわがままを思いっきり聞いてあげましょう。
「悪いわがまま」は物理的なわがままです。このわがままは、甘やかしてはいけません。甘やかすと、彼女のわがままはどんどんエスカレートしてしまい、やがては2人の関係にヒビを入れるようになります。
悪いわがままをエスカレートさせてしまったのなら、それは彼氏にも責任があります。2人の関係を続けていきたいのなら、彼女にきちんと言い聞かせて、悪いわがままを止める必要があります。それでもわがままが収まらないときは、一度距離を置いたり、ときには別れたりという選択肢も考える必要があります。
彼女のわがままに彼氏がどう向き合うかで、彼女がどんな女性になるかが決まります。2人の素敵な未来のためにも、ぜひ彼女のわがままには真剣に向き合ってください。