【恋愛相談】好きな人の前だと、自分を出せない(20代・女性)
今、付き合いだしたばかりの人がいます。彼に好かれたくて、良いところを見せようとしてきたのですが、最近少し疲れてきてしまいました。それでもやっぱり嫌われたくないので、頑張らなければいけないと思うんです。いつか慣れてくれば、楽になる日がくるのでしょうか?
ありのままこそがあなたの魅力を倍増する
気の置けない友達とならいくらでも会話が弾んで自分らしくいられるのに、好きな彼の前では何を喋ったらいいのかわからないという女性はたくさんいます。恋愛の初期に多いのですが、その理由は今の自分より良く見せたいという思いからです。退屈な女と思われたくない、飽きられて嫌われたくない、もっと好かれたいと思うあまり、取り繕って偽りの自分を演じてしまうのです。でも実はこれ、恋愛を長続きさせるためにはマイナスの結果になってしまうってご存じでしたか?
等身大の自分の姿で接するべし
彼によく思われたいというのは女心としては当たり前ですが、必要以上に盛りすぎてしまうと、肝心の中身をわかってもらえなくなります。今の自分が彼とつきあうのですから、盛り付けた姿ではなく素材で勝負すべきです。
なぜ今の自分以上のものを彼に見せようとするのか?それは今の自分を否定しているからです。自分を自分で愛せない女性が男性から愛されたいと願えば、当然自分らしさが失われます。人にはそれぞれ器というのがあるので今以上の物を出そうとしても、やがてネタが尽きて出せなくなるのが人間です。すると一番恐れていた飽きられるという結果が待っています。そうではなく、等身大の姿で接して、それをまるごと受け入れて愛してくれる男性こそが本物のパートナーです。
本当に幸せな恋愛とは?
よく「女性は愛される方が幸せ」と言われますが、これも少し違うのです。お互いに愛し合うのが一番幸せですが、これだけでも足りません。相手を思う自分のことも同時に愛せる恋愛が一番幸せなのです。自分を愛せない人が他人に愛を与えるはできないし、他人の愛を受け入れることもできません。
いい恋愛をしているカップルは、相手のここが好きだから一緒にいるというより、相手の欠点が許しあえる関係なのです。「もっとハンサムな人はいくらでもいるけど、この人でなければダメ」という理屈抜きの関係です。そんなカップルは小手先の駆け引きなどしなくても、心がしっかりとつながっています。
アナと雪の女王の主題歌、「Let It Go~ありのままで~」が大ヒットしています。この曲の歌詞にあるように、女性がその人らしい魅力を発揮するコツは、ありのままの姿を彼に見せることではないでしょうか。肩肘を張らないニュートラルな姿が一番魅力的な女性こそ、男性に真の安らぎと居心地のよさを与える存在になるのです。