せっかく飲み会や合コンで気が合って話も盛り上がったのに、終わった後に連絡を取ろうとしても素っ気ない態度を取られてがっかり、そんな経験をしたことはないでしょうか。逆にせっかく女性が好意をこちらに示してくれたのに、それに気がつかずほったらかしにしてしまったということもあるはず。女性が何を考えているのか分からない、そんな風に男性は嘆きがちですが、実はちゃんと理解していれば、分かりづらく感じる女性の好意のサインを見抜くことは難しくはありません。せっかく女性が見せてくれた好意を無視してしまったということのないよう、脈ありのサインをしっかり受け止めるための方法を詳しくご紹介します。
これは脈あり！好意を寄せた相手にだけ見せる態度とは
気になる、興味があるといった好意のサインは男女で微妙に違います。ただ男性の場合は、女性の恋愛的な意味の込められた好意による行動や態度と、接客などで示す優しさから来る行動の違いを見抜けない人が少なくありません。これは男性が自分に対する言葉や行動から、そのまま好意を受け取ることが理由です。男性が女性に対する好意を示す方法を同じように考えることからきています。実際には女性は言葉や行動に「建前」があるため、男性からその本心が見えにくくなっています。判断が難しいとはいえ、好意を抱く相手にだけは、女性ははっきりとそれが態度に表れます。
会話の時に自分の方に体を向けて話す
好意の態度として、見た目からもはっきり分かるのが、話している時の相手の体の向きです。座っている時だけでなく、立って話をしている時もそうですが、好意を持っている相手に対しては、無意識に体がそちらの方に向いてしまうのです。
ただしここで注意したいのは、あま興味がない相手と相対しても、女性は男性と正面に向き合って話ができるという点です。その場合は足下を見てみましょう。足が自分ではない遠くに向けられていたり、足に力が入っている場合は、相手に心を開いてはいない状態です。
相手が気になっていて、恥ずかしさがある場合は体をこちらには向けず、顔だけを向けてくることもあります。そういった場合、相手がこちらを伺うように上目遣いをしているなら、かなりこちらに興味がありかつ好意を感じていると判断できます。
パーソナルスペースに近づいてくる
心理学用語でパーソナルスペースという言葉があります。これは人それぞれが持っている自分の縄張りのようなものです。知らない相手が急に近づいてきたら、一瞬相手を警戒しますよね。ですが家族の場合はふれ合うぐらい間近に来られても不快には感じません。その相手との距離をどう取るか、また相手がどれぐらい近付いてくるかで、こちらをどう思っているのかが分かります。
パーソナルスペースは個人差がありますが、男性の方が比較的広く、女性は狭い傾向にあります。その広さは背の高さや体の大きさによっても違いがありますが、平均すると半径50cm以内、ちょうど自分の両手を真っ直ぐに伸ばした時の指先当たりになります。この境界を越えて近付いてくる場合は、相手に好意、興味があることがほとんどです。
別れた時に自分を見送って振り向くと相手も振り向く
まだ付き合うかどうかもはっきりしていないうちに、相手に付き合ってデートをすることもあるはず。そんな時によく見ておきたいのが、別れた後の行動です。相手に興味や関心が全くない場合は、こちらが背を向ける前にさっさと歩き去ってしまいます。
こちらの姿が見えなくなるまで見送ってくれたりする場合は、状況や相手との関係にもよりますが、好意を持ってくれているといえます。もしくはお互いにそれぞれ別れた後、振り向いたらなぜか相手も振り向いてくれた、ということもあります。どちらの場合も相手と別れがたい、もうちょっと一緒にいたかった、という後ろ髪引かれる思いからの行動といえます。偶然かもしれませんが、そういったことが最初にあったとすれば、相手もこちらに好意を持っているといっていいでしょう。
会話をしている時のボディタッチ
会話をしている時に、さりげなく相手から触れてくる場合は、相手がこちらに好意や興味があるからこその積極的行動といえます。男性はあわよくば、というよこしまな考えを持つことも多いので、少しでも相手が気になるタイプだと、偶然を装ってでもボディタッチを試みます。ただし女性はその逆で、好みのタイプであっても迷っている場合などには不用意に相手に触ることはほぼないといえます。
好意を持っている相手だからこそ、勇気を出して触れてくるのが女性の心理です。男性に勘違いさせないためにも、女性は自分の意志でボディタッチしてくるので偶然ということは考えなくていいでしょう。ただしボディタッチに抵抗がない女性もいます。他の相手に対しても同じ行動をしていないか観察してみましょう。
行動や会話のタイミングがいつもかぶる
それまで会話をしていなかったのに、互いに全く同時のタイミングで話を始めたり、同じことをしようとして一緒に立ち上がったり、といったことはないでしょうか。実は偶然の行動と思いがちですが、女性がこちらの行動をチェックしていて、タイミングを合わせようとすることから起きてしまう現象なのです。
女性がこちらに好意を抱いている場合、他にも女性がその場にいると焦りが生じます。自分より先に話しかけたり行動を起こすかもしれない、そう思っているからこそ気になる相手の動向を常にチェックしています。そのため男性が何かしようとするタイミングや、話しかけるタイミングに合わせて自分も動くため、お互いの行動がかぶってしまうのです。
男性は偶然と思うかもしれませんが、女性はそうやって自分を印象づけたいと必死の思いを持っているといえます。
脈があるかも？会話やメールから感じる相手の好意とは
実際に面と向かって話をしていると、相手の表情や態度から好意を感じることはありますが、それだけでは好意なのか、単に建前からそういう態度を取っているのかどうか判断が難しいですよね。態度に加えて、相手との会話やメールのやり取りなどから、女性のする行動が、好意を持った相手に対してするものなのか判断する方法をご紹介します。
会話をする時にいつもこちらに質問をする
会話をする時に、自分のことよりもこちらのことをたくさん質問してくる、ということはないでしょうか。自己アピールが強いのは男性に多い傾向ですが、女性でも自分の話ばかりをしている人は、話があまり盛り上がらなかったりします。
逆に自分の話をよく聞いてくれ、かつ質問をしてくる場合、相手は自分に興味があるといえます。相手が気になっている、また好意を感じているからこそ、相手がどんな人なのかもっと知りたい、その気持ちが質問という形になっているのです。女性は自分が興味を持った相手のことをリサーチしておきたいと考えているため、短い時間の間で情報収集に一生懸命です。だからこそ会話では自分のことよりも質問の割合が大きくなるのです。
自分のことをほめたり持ち上げてくれる
会話をしているときに、自分の話をしっかり聞いてくれ、かつ「そうなんだ」「すごいね」と褒めてくれたり、びっくりしてくれる、また持ち上げてくれたり、共感してくれるとうれしいですよね。コンパなどでは自分をアピールしたくて自慢話になりがちですが、それでも話に付き合ってくれ、褒めてもらえると気持ちが盛り上がります。
女性は自分が興味が持てない話や、興味のない男性の話に対しては、見ていても分かるぐらいはっきりと表情に表れます。
自分の知らないジャンルや趣味の話でも、付き合ってくれ、かつ大げさなぐらいウケてくれる場合は、好意を持ってくれているからに他なりません。
メールやLINEの返信は早いことが多い
メールやLINEのメッセージを送る場合、自分からばかりで相手からは送ってきてくれない、やっぱり気が合ったように思ったけど相手はそうでもないのかも、と思ったことはありませんか。たしかにこういったツールでは、送る側の方がどうしても下手の立場になってしまいますので、もしかしたら相手は付き合ってくれてるだけかも、と考えてしまいがちです。
ただそのメールやメッセージの返信は、すぐ来ているでしょうか。それともなかなか返事がないでしょうか。
女性は関心がない相手は切るのも早いので、メールやメッセージを見ないまま削除したり、返信しても一言だけだったり型通りということが多くあります。もし送ったメールやメッセージにすぐ返信が来るのであれば、好意を抱いていると考えられます。ただし1日放置されて、遅れたことについてのお詫びや言い訳などがない場合は、好意はあまり持たれていない可能性が大です。
メールやLINEの会話を相手が切り上げない
メールやメッセージで話が盛り上がると、なかなか終わらないというのは友達同士でもよくあります。それが気になる相手とのやり取りなら、うれしいですよね。これは好意のサインと考えられます。
そもそも興味がない相手であれば、こちらが盛り上がっていてもあっさりと会話を切ってしまったり、返信すらしてもらえないということの方がほとんどです。それに付き合ってくれる、こっちが時間を気にして切り上げようとしても、続けようとするようなら脈があるといえます。また会話が途切れても「充電が切れた」「寝てしまった」と改めてフォローが入るなら好意があると確信しても大丈夫です。
本当に脈あり？女性の好意を確認する方法
女性の行動や対応から、好意を持ってくれているのかもと感じても、押し方を間違えるとあっさりと身を翻されてしまうこともないとはいえません。好意を持ってくれている、とより確実に判断するために、彼女にもう一押しアピールする上手な方法をご紹介します。彼女の気持ちをこちらに向けるためにも、上手に行動しましょう。
彼女の態度や視線を客観的に観察してみる
よく目が合う、会話をしていると軽くボディタッチしてくるなど、相手に好意を寄せられているような行動や態度に、これは好意があると受け止めていいのか、それとも勘違いなのか悩んでしまうこともあるかもしれません。好意のサインはあくまでも一般論であり、女性によっては男女分け隔てなく、誰にでもボディタッチを挨拶代わりにする人もいます。
まずは冷静になって、彼女の態度を観察してみましょう。自分に対してするような行動を他の人にもしているのであれば、それが彼女のいつも通りといえます。逆にそういった行動や言動が自分だけなのであれば、好意を感じての行動と考えて間違いないでしょう。
返信しにくい夜中にあえてメッセージを送る
相手を試すようなことになってしまいますが、返信をしづらい夜中にメールを送ってみましょう。相手に気がない、興味がない場合、返信はまず来ません。ただし好意がある場合は、「こんな夜中に何があったのかな」と心配してすぐに返信してくれるはずです。もし寝ていたとしても、次の日にお詫びの言葉と共に、こちらを気遣ってくれている言葉を送ってくれるようなら、脈があると受け止めてもいいでしょう。女性はシビアですから、興味のない相手には誠実な対応はしません。そうしたところで相手を誤解させるだけだと分かっているのです。
さりげなくこちらからボディタッチしてみる
ボディタッチは好意を抱いてくれている相手に対してならかなり有効ですが、そうでない相手の場合は関係が完全にダメになる可能性が大なので注意が必要です。セクハラと周囲の人に誤解される可能性もあるので、さりげなさを装って、「ゴミがついてるよ」と肩や髪の毛に軽くタッチしてみることをおすすめします。
多少こちらに好意を持っている場合は、何事もなく受け入れてくれますが、そうでない場合はきっぱりと拒絶されますので、その態度を見て判断ができます。
彼女が欲しいアピールをぶつけてみる
付き合っている相手がいないから、いい人がいたら紹介してと直接気になる相手にぶつけてみるのもおすすめです。冗談交じりにいうのではなく、真剣に彼女が欲しいと思っている、と相談をする形で話をしてみましょう。好意を持っていないのであれば、友達を紹介する、もしくは合コンでもしようか、といった話に流れてしまうはずです。もしくは自分がタイプじゃないから他を当たって、と体よく断られる可能性もあります。
逆に好意を持ってくれている場合は、自分では相手にならない、と言われたと思ってショックを受けるため、急に態度がかたくなになったり、紹介できないと断られます。気がない場合は軽い口調で言われるので、その落差で判断ができます。
自分から彼女をデートに誘ってみる
相手が好意を持ってくれているかどうか、駆け引きのようなやり取りはしたくない、というのであれば、思い切ってデートに誘うという方法もあります。相手の好意があくまでも誰に対しても同じ物なのであれば、その場で断られるでしょう。好意がある、もしくは気にはなっているけれどまだ自分の気持ちを決めかねているという状態であれば、受けてくれるはずです。そこからどう関係を築き上げるかは、デート次第ということになります。そこであなたが彼女のことを考えながら行動できれば、その気持ちを引き寄せることも可能なはずです。
まとめ
合コンで知り合ってメルアドも交換したけれど、相手がこちらに好意を持ってくれているかどうかは見極めるのが難しいのが現実です。社交辞令で接してくれている可能性もありますし、誰にでもそういった態度を取る人なのかもしれませんが、知り合って日が浅いと判断が難しいことが多くあります。ただ女性は好意を持っている人と持っていない人それぞれに対する態度はかなりシビアです。会話やメール、また態度にもそのことははっきりと表れますので、まずはそこを見抜く力を身につけることが大切です。
