片思い

待てば海路の日和あり!恋愛では辛抱強く待つことも時には必要

 男女関係を進展させたければとにかく猪突猛進するのが最も早いのですが、だからといって絶対正しいわけではありません。相手のことをまったく考えずにアタックしても、高い確率で空振りに終わってしまいます。それで無駄なエネルギーを使ってしまったら、肝心な時に動けなくなってしまいかねません。それではチグハグですので、恋愛成就はしにくいです。そうなりたくなければ、アタックしたい気持ちをグッとおさえて然るべき時まで待つことです。待つことにより、ベストなタイミングで動けます。ベストなタイミングで動いたほうが相手には気持ちが伝わりやすいですし、受け入れられやすいです。これができれば、恋愛の勝ち組になることも夢ではありません。

 たとえば、朝から晩まで仕事に追われている異性に構ってもらおうとアタックしても、つれない態度を取られてしまうのは目に見えています。いくらアタックする側の気持ちが強くても、相手の気持ちが仕事に向いているならそう簡単には振り向いてくれません。そこで相手の状況を無視してアタックしても、逆に「何で今の状況がわかってくれないのかな」と失望されてしまいかねません。それでは関係が深まるどころか、離れていってしまいます。そんな時は無理やりアタックするのではなく、辛抱強くジッと待ちます。相手が負担に感じないぐらいのコミュニケーションにとどめ、決して深入りしません。相手のことを好きな時にただ待つのはとても辛いですが、それがベストな向き合い方だと信じて待ち続けることが恋愛成就への始まりです。待つことが功を奏せば、後々最高のタイミングをプレゼントされることを期待できます。

 また、仕事以外でも、恋愛モードになっていないならひたすら待つことが関係を良化させるためには必要です。何もしないで待つうちに誰かに奪われてしまうのではないか、そんな不安が過ぎれば居ても立っても居られなくなるのが普通です。しかし、そこで辛抱して待つことにより、いざ相手が恋愛モードになった時に心置きなくアタックができます。そうして待つことでベストなタイミングを探る方法は、恋愛上手の人なら自然と心得ています。傍から見ていて「今はアタックするタイミングじゃない」と思われてしまうような人は、待つことができないゆえに失敗しています。相手が好意を受け止められるタイミングでない時にアタックしても、肩透かしになってしまうのがオチです。それでは虚しいですし、せっかくのチャンスをみすみす逃すことになってしまいます。

 好きな気持ちが大きければ大きいほど、ただ待つことにはどうしても不安を覚えてしまいがちです。待つだけではやり切れない、ガンガンアタックしていきたいと考え、それが唯一の正解だと思い込んでしまいます。ですが、男女の恋愛では「待てば海路の日和あり」ということが実際によくありますし、猪突猛進にアタックすれば良いというものではありません。辛抱強く待つことが、2人の関係を進展させることもあるのです。

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