片思い

心理学を使った恋愛テクニック〜これで好きな人を自分に惚れさせる

いつの時代にも私たちの心をとらえて離さない関心事の一つに「恋」があります。
なぜ私たち人間は、これほどまでに「恋」に興味を抱いてしまうのでしょう。
それは、「心」というものが長らく不可解なものであり、わからないからこそ知りたいという欲求が私たちには備わっているからです。
しかし、フロイトやユングといった先人により、現在では「心理学」という学問が体系化され、少しずつ我々の心の動きについても理解が深まってきました。
今回はそんな心理学を使った、恋愛テクニックをいくつか紹介したいと思うので、これを実践して好きな人を「恋の魔法」にかけてみて下さい。

「返報性の原理」

私たち人間には、他者から何かをされたときにそれを返したい、という気持ちが存在しており、これを心理学では「返報性の原理」と呼んでいます。
たとえば、受けた恩は返したい、という良い行動もありますし、「やられたらやり返す」という悪い行動の場合も存在します。
これを恋愛に当てはめると、次のようなテクニックにつながっていきます。

朝、登校や出勤をして意中の人物に会いました。そのときにまず、目を合わせてみて下さい。そして、自分から相手に「おはよう。」と明るく挨拶をします。その際笑顔でいると良いでしょう。すると、相手の頭の中では「挨拶を返した方がいいな」という気持ちが働き、また女性が笑顔でいることによって、「自分も笑顔になろう」と無意識のうちに返そうとするのです。
また、よく男性が「告白された女性のことを好きになってしまう」ということがありますが、これも「女性側から与えられた好意に対して、自分も好意を返したい」という原理のあらわれです。
この「返報性の原理」が特に有効なのが、「秘密を打ち明ける」ときです。
様々なドラマや映画の中でも、ある程度仲が深まっていったあと「実は私……」と、今まで秘めていた過去を話し、相手も同じように秘密を打ち明けていったあと、急速に親しくなっていくというシーンが多くみられるかと思いますが、これもこの原理に基づいた心の動きだと言えるでしょう。
意中の人がいる場合にはぜひ、「自分がこうされたい」という行動や言葉を、先に実践してみて下さい。

「ゲイン・ロス効果」

これは、俗な言葉でいうところの「ギャップ萌え」みたいなものです。
最初にマイナスの印象を与え、その後にプラスの印象を与えた方が、より良い印象を得られる、というのがこの「ゲイン・ロス効果」です。
実生活において考えるなら、「すごく仕事ができるのに、それ以外のところだと結構天然で抜けている」、というものや、「普段はものすごくまじめでかたっ苦しい性格の持ち主なのに、酔うと途端に甘えんぼになってしまう」といったものです。
こうした落差を大きくすればするほど、意中の男性はあなたに対して好印象を抱いてしまうことでしょう。

現代社会には、おとぎ話に出てくる魔女が使うような「愛の妙薬」は存在しません。
ですが、科学的根拠に基づいた「心理学」こそ、私たちにとっての「惚れ薬」なのです。
心理学は恋愛以外にも役立てられる部分が多くあるので、これ以外の原理についてもぜひ学んでみると面白いかと思います。

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