失恋と復縁

好きな人を忘れるにはどうしたらいい?辛い恋を忘れるための処方箋

大好きな人だけど告白して振られてしまった、気持ちは伝えていないけれど相手に彼女がいることが分かったなど、相手への気持ちを整理しなければと考えたことはありませんか。また不倫の恋も、自分から別れを告げたけれど、なかなか忘れられずに辛い思いが続くことが少なくありません。

相手への思いが強ければ強いほど、その思いを忘れることは難しくなります。そしてあの時ああすれば良かった、こうすれば良かったと考えてなおさら辛くなってしまいます。そこで今回は好きな人を忘れるために今できることをご紹介します。

好きな人を忘れられないのは未練だけではない

好きな人を忘れられない、元彼を忘れられないのは単に彼に対する未練があるからだけではありません。好きな人は、ただそこにいてくれるだけであなたの心を満たしてくれる存在であることが大きな理由です。

別れても、職場で会うことがあれば変わらない彼の優しさや誠実さに触れてときめくこともあるでしょう。また彼を好きでいることに生きがいが幸せを感じることも、彼を忘れてしまうとそれを同時に失ってしまうことになります。

そうなってしまった後、自分はどうなってしまうのか考えられず、明日から何をして生きていけばいいのか分からなくなってしまいます。そうなるぐらいなら彼を忘れたくないと、無意識に心にブレーキをかけている状態なのです。

好きな人を忘れたいと思うのは人の幸せな姿を見た時

好きな人への思いが心に残ったままの状態でいると、ふとした瞬間に彼を思い出してしまいます。彼と一緒に行った場所や一緒に聴いた曲、一緒に食べた食事、そんなことだけでなく、不意に匂いなどで思い出してしまうこともあります。

特に一番辛いのは、自分の周りの人が結婚やデートなどで幸せでいる姿を見た時です。もう別れた彼とそうすることはないのだと思い知らされると共に、別れなければああなれたかもしれない、という思いがせめぎ合います。それが辛く苦しいと思うからこそ、なおさら忘れなくてはならないと強く思うようになります。

ただ忘れられなければならない、と決意しても、実際にはそう簡単に忘れることはできず、また思い出して苦しむことの繰り返しになりがちです。

好きな人を忘れられないのは心理的な理由もある

好きな人を忘れられないのは、忘れられない人間の心理にも大きく関係しています。人間はある1つの時間軸において起きたことについて、辛いことよりも楽しかったこと幸せだったことを美化する傾向にあります。

これは好きな人との恋愛期間だけでなく、中学の頃、高校の頃、といった限られた期間などでも起こる心理です。「あの頃は良かった」という昔を懐かしむだけならいいのですが、恋愛の場合はその思い出に「好き」という感情が入り込みます。

恋愛に関わる問題の多くは、理性的な考え方よりも感情的な考え方が優先されがちです。そのため、好きな人の思い出だけでなく好きな人も自分の「美しく理想の人」のままでいて欲しいと無意識に考えてしまい、冷静な判断ができなくなっているのです。

好きな人を忘れるためにすぐすべき5つの方法

好きな人を忘れるために、自分の感情と折り合いをつけるのは現実的にはなかなか難しいのが現状です。好きな人を思う感情がどうしても先に出てしまい、忘れなければ何も変わらないということが、受け止められない状態なのです。

そういった足踏み状態の感情を切り捨てるためには、自分の心ではなく現実の行動を起こすことで冷静に判断できるように変わっていく必要があります。

登録しているSNSや連絡先を削除する

好きな人がしているから自分も参加したSNSがある、またLINEなどのグループがあるならそこから抜けましょう。仕事関係で入っておく必要がある、といったことがあるかもしれませんが、連絡手段は他にもあります。

また携帯やパソコンなどに入れている、好きな人の連絡先を削除しましょう。こちらもデータを消してしまったとしても連絡手段はあります。

直接連絡を取ることがないとしても、名前やアイコンなどを見れば好きな人のことを思い出してしまいます。また好きな人とやり取りしていた記録も全て削除し、目に入らないようにしましょう。削除が難しい場合は、最初は非表示にして慣れてきたら削除という形でもかまいません。

好きな人に関わるものを処分する

好きな人を思い出すきっかけになるのは、彼とのつながりのある形のあるものです。彼からもらったプレゼントや、一緒に取った写真、彼が好きだと聞いて買ったCDや本なども入ります。

一度に全部捨ててしまうのは、心理的にも難しいので、まずは段ボールなどに1つにまとめ、視界から遠ざけましょう。片付けようと行動を起こしたこと自体も、前向きな気持ちにつながります。指輪やネックレス、バッグなどは専門店で買い取りをしてもらうという方法もあります。多少なりとも売れたお金で美味しいものを食べるのもおすすめです。

売るのに抵抗がある場合は、視界から遠ざけた後、段ボールごと捨てることをおすすめします。

別に新しい好きな人を見つけて好きになる

別れた相手や好きな人のことを思い出さないようになる一番の方法は、その人以上に好きになれる人を見つけることです。新しい恋を見つければ、前に好きだった人のことを思い出す暇はなくなります。

大切なのは別れた相手や好きだったけれど思いが届かなかった人と、比べるような相手とは付き合わないことです。自分が本当に好きだと思える相手、そしてその思いにきちんと答えてくれる相手を見つけましょう。

忘れたいから誰でもいい、といった投げやりな気持ちで好きな相手を選ぶことは、自分を貶めるだけでなく相手にも失礼な振る舞いになります。この場合は自分の気持ちに整理をつけることが先です。

彼との思い出を振り返り自分の心を整理する

別れた人や好きな人のことは、先にご紹介したようにどうしてもその思い出を美化してしまいがちです。でもなぜそんなに好きだったのに上手くいかなかったのか、まず自分の行動や彼の行動を分析してみましょう。

上手くいかなくなったきっかけはどんなことだったでしょうか。ケンカの原因は何だったでしょうか。相手との思い出を美化してしまっているとついその点を曖昧にしてしまいがちですが、自分の心を整理するためにもその時のことをきちんと思い出して整理しましょう。

思い出してみると、自分の話を聞いてくれなかった、自分勝手な人だった、金遣いが荒かったと自分が感じた不満を思い出すかもしれません。そう思うと別れて良かったと思える相手だったと冷静に判断できるはずです。

仕事や趣味に集中して充実させる

好きな人のことを思い出してしまうのは、手持ち無沙汰な時や、ちょっと時間が空いて一人で考える時間ができた時であることがほとんどです。早く忘れるためには、好きな人のことを考える時間を作らないことも必要です。

仕事に没頭してみる、また新しい趣味を見つけることを考えてみましょう。仕事のために新しい資格を取る、と目標を立てて勉強するのもおすすめです。

新しい趣味を見つけて、外に出掛けていくことも新しい出会いにつながります。好きな人ができるかもしれませんし、新しい友人に出会える可能性もあります。

それでも忘れられない時にする6つのこと

好きな人のことを思い出さないよう、視覚や嗅覚に関わる物を遠ざける、また好きな人につながるものを処分し、自分の気持ちに整理をつけるということをしてみても、それでもやはり忘れられないということはあります。

未練がましいと分かっていても、自分の気持ちに踏ん切りがつかない、またあきらめきれない時にするべき行動についてご紹介します。

新しい場所に自分一人で旅行をする

自分が今まで行ったことがない場所に出掛けてみましょう。旅行というと友達や家族、また付き合っている人など、誰かと一緒に行くことが当たり前だった人こそ、一人旅行はおすすめです。

旅行をする際に大切なのは、「失恋旅行」や「感傷旅行」といった後ろ向きな気持ちを持たないことです。新しい自分になるためにチャレンジする旅行だと考えて計画を立てましょう。お一人旅行もブームなので、旅行代理店でおすすめのプランを相談してもいいでしょう。

できればしっかり計画を立てつつ、少し欲張りに「あれもしてみよう、これもしてみよう」とチャレンジできるようなプランを取り入れるのがおすすめです。旅先でしかできないことをこの機会にやってみてもいいでしょう。

旅行が難しいなら近場に出掛ける

旅行はどうしてもお金がかかる上に、会社勤めの場合はまとまった休みが取れないこともありますので、タイミング良く出掛けることができない場合もあります。そういった場合は近場で車で行ける場所、電車で行ける場所で一人旅ができるところを探してみましょう。

また近場でも、普段は泊まることのないようなエグゼクティブなホテルに泊まるのもおすすめです。ホテルでエステやリラクゼーションを受けることもできるプランを利用したり、美味しい料理やデザートを食べて、リフレッシュできます。

またいつも通っている通勤路で、いつもと違うルートを散歩してみたり1つ前の駅で降りてみるのもおすすめです。いつもは通り過ぎてしまう街で、素敵なお店との出会いがあるかもしれません。

リラックスしてしっかり睡眠を取る

好きな人のことを考えたり、思い出してしまって、後悔や悲しさで上手く眠れないといったことが多くなると、健康や美容にも多大な影響を及ぼしてしまいます。好きな人のことが忘れられずに体調を崩しても、残念ながら困るのはあなただけです。

しっかりお風呂に浸かり、体をきれいにしたら、きちんと干した布団と、清潔な布団カバーでゆったりリラックスして眠りましょう。どんなに仕事が忙しくても、寝る時間と起きる時間は毎日守るようにするだけでも、体のリズムが整いますので、不眠生活から脱出することができます。

また睡眠時間が長すぎても、かえって疲れてしまいますので自分の生活リズムに合わせて調整しましょう。いつもより1時間早起きして散歩してみる、また寝る前に軽く運動をするのもぐっすり眠るコツです。

ジムに行ったりマラソンなどの運動をする

失恋などで食事がのどを通らなくなって痩せてしまったという人も多いのですが、健康的な痩せ方ではないので、食事の量が戻るとかえって太ってしまいがちです。好きな人のことを忘れるためには、健康的な生活を取り戻すことに加え、少しでも体を動かす習慣を身につけましょう。

この機会にジムの会員になってみるのもおすすめです。お金を払ってるんだから行かないともったいないですし、器具が揃っていて運動するきっかけにもなります。ジムが近くにないという場合には、ウォーキングやランニングを短距離でも毎日してみましょう。ご飯も美味しく食べられるようになりますし、ストレス発散になります。

美味しいものをしっかり食べるようにする

好きな人のことばかり考えていると、食事も適当なものを食べるようになったり、一人暮らしだと作るのも面倒でコンビニ弁当ばかりになりがちです。そうするとだんだんと食べ物への執着もなくなってしまいます。

味覚障害などの病気も心配ですが、食事が美味しく食べられないままだと、いつまでも気持ちも沈んだままになってしまいます。積極的に美味しい料理を探してみる、食べてみるといったことを自分からするようにしましょう。

また自分で料理を作るようにすることも大切です。テレビや雑誌で気になった料理や、作ったことのないお菓子にチャレンジする、料理教室に行くのも気分転換になります。

自分のことを理解してくれる友達に愚痴る

好きな人への思いを自分の中で何度も繰り返していると、1つの考えに取り憑かれてそこから思考が止まってしまいがちです。どうして忘れられないのか、あきらめきれないのか、自分以外の人の考えを聞いてみるのも、思考停止から脱出するきっかけになります。

また人に自分の気持ちを聞いてもらうことは、自分の心を整理することにつながります。話してみると自分は本当はこう思っていたんだ、ということにも気がつきやすくなるのです。

ただし話す相手はきちんと選ぶことも大切です。悪気はなくてもどこからどう相手に本人に話が伝わるか分かりませんので、口の堅い信用できる相手に相談するようにしましょう。

まとめ

好きな人を忘れる方法についていくつかご紹介しましたが、好きな人を忘れるために無理をすることはおすすめできません。自分の気持ちがきちんと整理がつかないのであれば、好きなままでいても問題はないのです。

ただし好きなままでいても、元には戻らない、また元に戻るべきではないと考えているのであれば、荒療治であっても忘れる方法をきちんと実践しましょう。相手はもう新しい自分の道を見つけて歩き始めているはずです。

あなたの人生はあなただけのものですから、いつまでも忘れられない気持ちに縛られてこれからの人生を重たいものにするのはもったいないですよね。忘れるべき過去の気持ちはきちんと整理して、次の新しい恋に踏み出しましょう。

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