失恋と復縁

好きな人を忘れられない!その理由と忘れるための方法

好きな人のことをいつまでも忘れられなくて、新しい恋もこんな思いを抱えたままできない、それが分かっているのに忘れることができない、そんなジレンマに悩まされていませんか。また新しく恋が始まり、新しい一歩を踏み出したのに、昔の恋が忘れられなくて今の彼氏に後ろめたい気持ちになることもあります。

なぜやり直すことができないと分かっているもう終わってしまった恋のことが、どうして心から離れず忘れられないのでしょうか。またいつかは忘れる必要がある恋であるなら、どうすれば忘れることができるのでしょうか。その対処法を詳しくご紹介します。

好きな人をきちんと忘れることができる人がしている行動

自分はなかなか好きな人への気持ちを断ち切れず、忘れることができないのに、好きな人のことをきちんと整理して忘れ、新しい恋を始めている女性は実際にたくさんいます。忘れられないあなたと、忘れることができる彼女たちとは何が違うのでしょうか。

自分が前向きに生きていくためにも、彼女たちが好きな人を忘れるためにしている行動や、気持ちの切り換え方について詳しく見ていきましょう。

一緒にいられない理由をきちんと受け止めている

好きな人への気持ちを引きずらずに、きれいに忘れられる人は、その思いを受け止めて整理ができる人でもあります。好きだったことを後悔せず、「終わってしまった恋」「別れた恋」であると受け止めて心の箱にしまうことができているので、昔の恋にしがみつかず新しい恋に踏み出せているのです。

もちろん気持ちの整理ができるといっても、誰もが簡単にそれがすぐできるわけではありません。その辛い気持ちを思い出したりしながら、でもきちんと消化するために、旅行に行ったりカラオケで歌ったりエステで自分磨きをしたりと、彼女たちは、気持ちを整理し忘れるための行動を始めます。そして悲しい恋を過去のものとして、思い出に書き換えることができるからこそ、次の恋が始められるのです。

趣味や仕事など没頭できるものがある

好きな人のことをつい思い出すなどして、常に相手のことが気にかかり忘れられないでいる理由の一つとして、ちょっと時間ができてしまうと無意識に好きな人のことを思い出したり、彼との思い出を振り返ってしまうといったことが挙げられます。そんなことを繰り返していると、いつまでも忘れることができないばかりか、だんだんと自分の都合のいい思い出に書き換えてしまいそれが真実のように思い込んでしまうようにもなってしまいます。

好きな人とのことを思い出として整理した上で、きちんと忘れることができている人は、思い出に浸るような時間を作らないようにしています。趣味や仕事など、集中できることがあるので、悲しい思い出に浸ることもありません。もちろん最初は苦しくて思うように集中できるわけではありません。それでも「することがある」だけでも気持ちが紛れるので、辛くなくなっていくのも早いのです。

恋愛だけが自分の全てではないと考えている

恋が終わるとまるで自分の人生が否定されたように思えて、悲しみが加速してしまいます。ただし恋はあなたの世界だけのことで、世の中は変わらず回り続けています。どんなに悲しみに浸ったところで、世界は終わったりしませんし、また同じように日常が始まってしまいます。

好きな人のことを引きずらない人にとっては、恋だけが人生の全てではありません。仕事も趣味も、食べることも寝ることも恋と同じように自分の世界に必要なことだと理解しています。その上で恋愛がなければ、自分は生きていけないとも考えていないのです。だからこそ割り切ることができます。

その行動が未練につながっている?忘れるためにしてはいけないこと

好きな人を忘れなければ新しい恋もできない、自分の人生で恋愛が占める割合はほんのわずかでしかないと分かっていて、前を向いて歩き出さないと、と気持ちだけは強く持っているはずなのに、ふとした時にまた彼のことを思い出している、そんなことはないでしょうか。

実は好きな人を忘れるためにしていることが、逆にあなたの心を縛り付けていることもあるのです。好きな人を忘れるためと思いながら、実はしてはいけない行動をしていないか、逆効果なことをしていないかどうか振り返ってみましょう。

振られた経験がないため対処できずにいる

一度でも過去に恋をしている相手に振られた経験があれば、あの時どうやって自分の気持ちに整理をつけられたかが思い出せるので、参考にできます。ただはっきりと振られた、別れたという経験がなく、今までは自然消滅だったり自分が振る側だった場合、冷静になれていない可能性があります。

学生時代とは違うし、もう大人なんだからと言い聞かせていても、実は冷静に判断できていないのでパニックになっている可能性が大です。自分で解決しようとせず、周りの友人に相談することも考えてみましょう。今のままでは忘れられないどころか、さらに泥沼に落ち込んでしまいます。

振られた理由をいつまでも考えている

振られたことに納得していないと、忘れるために気持ちを他に向けるなど、行動をいくら起こしたとしても、「どうしてダメになってしまったんだろう」と堂々巡りの考えに落ち込んでいってしまいます。また振られた理由についても、はっきりとお互いに理由があって、相手も自分も納得した上で別れたのであれば問題はありませんが、「別れた方がお互いのため」のように曖昧なものだった場合にはなかなか忘れることができなくなってしまいます。

そのため「ああすればよかったのかもしれない」「あの時こういえば思いとどまって別れずにすんだかも」といった可能性ばかりを考えてしまうようになります。もうその恋は完結していると自分が納得できていないため、相手が悪いと思い込んでしまったり、出口のない考えに取り憑かれてしまっているのです。

無意識に相手のSNSを覗いて確認してしまう

見てはいけない、見ればまた思い出が蘇ってしまうと頭では分かっているのに、ついSNSを見ることを辞められなくなっていないでしょうか。好きな人のSNSを見れば未練が蘇ってしまうため、相手のSNSを見ないように努力しているのに、つながりのある人のSNSでつい跡を辿ってしまったりしがちです。

自分のSNSを確認するつもりが、好きな人のSNSを確認する作業になってしまい、気がつけば時間が過ぎていたということにもなりかねません。これでは繰り返し思い出してしまい、相手のことを忘れることもできなくなってしまいます。相手につながることからはしばらく距離を置く、そして一緒に行った思い出の場所などには、近くでも行かないといった強い気持ちを持つ必要があります。

忘れなきゃと自分に常に言い聞かせている

彼のことを忘れなければ次に進むことができない、そう自分に言い聞かせることによって、実は相手のことを思い出すことになり、相手を忘れられない、未練を引きずる原因になっていることがあります。常に頭の中に意識があるため、気持ちがいつまでもそこにあることになり足踏み状態になっているのです。

ただこの気持ちはいけないもの、忘れなければいつまでも辛いのは自分だけなんだからという気持ちが、逆に自分の行動をがんじがらめにしてしまい、かえって思うように動けなくしている可能性もあるのです。忘れる努力はもちろん必要ですが、どうしても忘れられないのであれば、いつか時間が解決してくれる、と楽な考え方をすることも必要です。

忘れなければと肩肘を張るよりも、いつかは忘れられると肩の力を抜いた方が、いつのまにか忘れていたというよい方向に向かうことが多いのです。

叶わないと分かっている相手を忘れる方法

付き合っていた人に振られた場合は、辛い気持ちも強いのですが割り切れることもできる分、実は忘れることもしやすいといえます。ただし相手がどうやっても恋心が届かない、むしろ好きになってはいけない相手だった場合は、「もしかしたら」を心のどこかで考えてしまうため、未練がましく気持ちを引きずってしまいがちです。

そこで叶わない恋をしている相手への気持ちを忘れるために、相手別や状況に合わせて自分の気持ちを整理する方法をご紹介します。

ずっと片思いだった相手に付き合っている相手がいた場合

片思いをしている相手に、好きな人がいる、また付き合っている相手がいると分かったら、その気持ちはあきらめるしかありません。もしその相手が自分の身近な人だった場合、自分が相談を受ける側になってしまうこともあり得ます。

好きな人と会ったり話ができるのはうれしくても、叶わないのに仲だけは良くなっても辛いだけです。自分を振り向いてもらえる可能性がないにも関わらず、相手の恋が上手くいかないことを願ったりしてしまい、自分が嫌悪感で一杯になる可能性もあります。

自分の気持ちをあきらめるためにも、距離を置いて会わないようにすることが必要です。連絡先も削除して、自分からは連絡しないようにしましょう。忙しいなど言い訳をしながら徐々に離れていくという方法もあります。

好きな人が既婚者と分かってあきらめたいと思った場合

独身だと思っていたら既婚者だった、そういった場合はあきらめるしかありません。好きな気持ちに独身も既婚者も関係ないという考え方もあるかもしれませんが、それは身勝手な理屈でしかありません。辛いかもしれませんが、叶わない恋だと自覚してあきらめることが必要です。

まずはその人の連絡先を削除するなどして、関わりを少しずつなくしていきましょう。はっきりと会わないようにするといったことも必要です。会えば心が揺らいでしまいますので、物理的に会えなくなるように用事を入れる、仲間内で会うような誘いがあっても断るなど、自分からきちんと線引きをして、物理的な距離を常に置くようにしましょう。

忘れたいのに職場が同じであきらめきれない場合

連絡をしない、会わないといった物理的な距離があり交流がなければ、思い出したりすることも減っていくため、それなりに時間が経てば忘れることが可能です。ただし同じ職場で働いている相手の場合、連絡先やSNSを削除しても、物理的な距離を取ることが難しく、否応なしに視界に入ってしまうといったこともあります。

職場の場合、好きな人をあきらめるためにその仕事を辞めるというわけにもいきませんので、一緒に同じ職場で働きながら距離を取るしかありません。なるべく会社にいないようにする、仕事の後に友達と遊ぶ約束を入れるようにして、定時で出勤、退社を心がけるなどして、相手との接触がなくなる方向に持っていくようにしましょう。

忘れられないのは「思い出す」ことが原因!その対処法は?

好きな人のことを忘れられない大きな原因は、相手のことを何らかのきっかけで思い出してしまうことにあります。好きな人をあきらめきれない、忘れられない場合は、相手のことを思い出すことがないように自分の周りを見渡して、関係を切っていくしかありません。

物理的な距離を取る以外にも、好きな人を忘れるために必ずするべきことについて見ていきましょう。

相手とつながっているものを切る

相手とつながるものは、それがどんなに些細なものであっても全て切るようにしましょう。電話番号や住所、メールやLINEのアドレスなどを消すだけでなく、メール自体をしない、LINE自体をやめるといったことも必要です。さらに相手との共通の知り合いとの関係も切り、誘いがあっても忙しいから、用事があるから、と参加しないようにします。

そこまで極端な行動をしなくても、と考えてしまうかもしれませんが、少しでも相手につながるきっかけがあれば、また何度も思い出してしまうのです。本気で忘れるつもりであれば、心を鬼にして切り捨てるつもりで行動しないと忘れることはできません。

それで相手を忘れることができれば、またメールなどはいつでも再開できます。

相手を思い出すものは全て処分する

好きな人を思い出すきっかけは、嗅覚や視覚、聴覚につながるものです。たとえば好きな人と一緒にいた時に流れていた曲だったり、好きな人が読んでいた本だったり、持っていた文房具だったり、そういったものを身の回りに置いておくと見ただけで思い出したりします。また借りた服の匂いなどで思い出すこともあります。

思い出さないためには、そういった関係あるものを全て処分してしまうことが必要です。そこにある限り何度も思い出すきっかけになってしまいます。返さなければと考えてもいけません。相手が必要なら返して欲しいというはず。そう割り切って処分してしまいましょう。

相手のことを考える時間を作らない

忘れていたはずなのに不意に思い出してしまう、そういった場合はほとんどが手持ち無沙汰などで時間ができてしまった時です。思い出さないためには、考える時間をまず作らないようにすることが必要です。

仕事を入れる、趣味の時間を作る、早めに寝るようにするなどして、物理的にすき間の時間を作らないようにしましょう。忙しければ目の前のことに集中するしかないので、考える時間も自然と減っていきます。

意識して自分を忙しい状態に追い込み、考えるゆとりを作らないようにすることも必要です。

自分の気持ちを吐き出せる相手に話す

自分一人で考え込むと、思考がループしてしまい出口を見つけられない状態に陥ります。その結果自分を責めたり後悔ばかりするようになってしまいます。上手くいかなかったのは自分だけのせいではないといった考え方ができなくなってしまうのです。

そういった状態から脱出するためには、誰かに話をすることがおすすめです。人に話す場合、筋道を立てて話すことが必要となるため、自分の頭の中で気持ちを整理することができます。友達や知り合いに話すのは辛い場合は、専門家であるコンサルタントに話すという方法もあります。費用はかかりますが、知らない他人に話す方が打ち明けやすい場合もあります。

ため込んで一杯になる前に、吐き出すことも必要です。

まとめ

好きな人を忘れたいのに忘れられない、それは誰にでもある苦しみです。好きだからこそ簡単にあきらめられないのは事実ですが、忘れなければ先に進めないことも事実です。

時間だけが解決できる問題ではありませんので、荒療治かもしれませんが、物理的な距離を置くことで忘れる方向に気持ちを持っていくことは可能です。

相手を見る機会や、会うことが減り、自分の関心事が相手以外のことに向いていくことで、少しずつ自分の気持ちに整理をつけていくことができます。相手への気持ちが、自分の中でよい思い出に変わっていくよう少しずつでも心を切り換えていきましょう。

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