草食系男子というジャンルは一般的になっています。むしろ世の中の男性のほとんどが草食系男子なんじゃないかという説まであります。
草食系の男性は恋愛に対して積極的じゃないイメージがありますが、実際はそうとは限りません。
日常的には女の人を鼻息荒く追いかけていないで恋愛に興味なさそうに振舞っているだけで、恋愛モードに入ればその相手に対しては積極的に行動します。
ここでは、草食系の男性はなぜ見た目は積極的に見えない草食系の行動を取るのかを紹介します。
「確実な相手にしかアプローチしない慎重派」
草食系の男性は慎重派で失敗を恐れる現代的な価値観です。一か八かで声を掛ける、勢いで告白して付き合ってみるというリスクの高い行動は取りません。
まずは恋愛に積極的じゃなさそうに普段行動して、その中で恋愛成功率の高そうな女性に目を付けて、相手の女性も断らなそうだなということが確実になった段階で初めて恋愛モードに持っていきます。
最初のデートの誘い方も、狙ってますオーラむんむんで突撃するのではなく、いかにも「同じ趣味の話し相手が他にいなかったから」「せっかくだから食事でも。」「あくまで仕事を手伝ってくれたお礼ですよ。」というオブラートに包んだ形です。
そうやって水面下で慎重に行動するので恋愛行動が表に出ません。
草食系の男性ががっついていないのにいきなり彼女ができて付き合っているという現象はこれが理由です。
「がっつくのはかっこ悪いという美学」
欲望や情熱をむき出しにして汗を流して頑張るのがかっこ悪いという美学が草食系の男性にはあります。草食系男子から見た肉食系男子は、必死かよとバカにされています。
がっついてませんよ〜、頑張ってませんよ〜と澄ましてクールに振舞いつつ、余裕で彼女をゲットするのが理想の形です。
もちろん陰では、彼女を作るために出会いの場を探したり、自分がかっこよくみえるようにファッションに気を使ったり、SNSでセンスの良さをアピールしていますが、それは恋愛の為ではないですよというスタンスを維持します。
草食系の男性が恋愛に消極的に見えるのは、それがかっこいいと思ってわざとやっているので当然です。
「警戒心を解くためにあえて無害そうな行動」
人畜無害そうな草食系男性のほうが、普段からチャラ男として行動するよりもモテるだろうという計算も働いています。
恋愛目的で常に女性を見ていてガンガン来る男性が好きな女性もいますが、ちょっと怖いと警戒する女性のほうが多いです。
草食系に振舞っていれば普段は友達として男女を意識せずに話すことができます。
恋愛沙汰で人間関係をややこしくする心配もないので男友達も、女友達のほうからも誘いやすくなります。女子会男子なんていって女子会に一人だけ男で参加してガールズトークに溶け込む男性すらいますよね。
それによってチャンスのすそ野を広げておいて、この女性だという成功が見込める女性にだけピンポイントでアプローチするほうが戦略上有効だというしたたかな計算があるのです。