【恋愛相談】素の自分が出せない(10代・女性)
初めての彼氏というわけでもなく、付き合って2年も経ってるのに、彼の前では素の自分が出せません。変に意識し過ぎるのだと思いますがなんでなのか分かりません。
考えられる3つの理由
「友達の前では自分らしく振る舞えるのに、彼の前だと自分らしくいられない……」
そんな悩みを抱える方は意外と多いです。恋の初期ほど好きな人の前でよく見せたいと思うのは、恋心の表れで、どんな女性にも多少はあるはずです。でもそれは、けっして悪いことではなく、むしろほほえましい姿です。
ただ、自分らしくいられないことに対して深く悩み、自己嫌悪に陥ってしまえば話しは別です。そうなると、彼と過ごす時間が窮屈なものになり、それは彼にも伝わってしまいます。彼にこそ、一番に自分のことをわかってもらいたいはずなのに、なぜ自分をさらけ出せないのでしょうか?その理由をご紹介していきます。
嫌われたらどうしようという思いが強すぎるため
彼の前でかわいく見せたいことと、嫌われたくないというのは全く違います。前者は自分のためにかわいい女を演じるという、いわば攻めの姿勢です。人によっては「ぶりっ子」と言って嫌うかもしれませんが、自己プロデュースをすることは悪いことではないはずです。
でも嫌われたくないというのは、その逆で、根底には恐れの気持ちがあります。「本当の私を知ったら彼は私から離れていくのでは?」と思うあまり、自分を出せないばかりか、言いたいことも言えなくなります。いつも緊張状態で彼に接するから疲れてしまうし、そんな状態に対して、「せっかく彼といるのに……」という焦りや不安が自己嫌悪という形になるわけです。
自分に自信がないから
自分を出せないもう一つの理由は、「きっと彼はこんな女性が好きだろうな」と、自分で勝手に彼の理想像を想像し、自分がそれとかけ離れていると思い込んでいるからです。「彼に好かれるいい子でなければ、きっと彼は私から離れていく」という思いです。だから自分を出せなくなるのです。
けれど勝手に想像した理想像は、彼の理想像ではなく、実は、なりたい自分の姿です。それは、自分に対するコンプレックスの表れです。自信のある女性は、誰に対しても自然体で接します。自分が嫌われるとは思わないし、そもそも相手からどう思われるかをあまり意識しないからです。
何事も彼が優先だから
自分の生活リズムは全て彼が優先という女性は、彼に合わせることが当たり前になってしまっているので、自己主張をする機会が減っていきます。ものわかりの良い従順な女性でいれば、彼に捨てられることはないと思い込んでいるからでしょう。
最初のうちはそれで良くても、それば続けば、やがては飽きられます。それを改善していくためには、彼とは全く無関係の場所で、少しずつ自分を磨き、自信をつけていくしかありません。自信とは、小さな成功体験の積み重ねによって成り立ちます。いきなりはるか遠くにある大きな目標を持つのではなく、目の前にあるできそうな小さなことを一つ一つクリアーしていくことがたいせつです。
このような傾向にある女性は、真面目で責任感が強いという長所がたくさんあるのです。ただそれを自分で気づいてないだけのことです。マイナスにばかり目を向けないで、「自分のいいところはなんだろう?」と数えていきましょうね。