「三平」のニーズ高まり、現実的な女性が増加中
“平均”、”平凡”、”平穏”のいわゆる「三平」を求める女性が増えている。結婚相談所のオーネットが「結婚相手に求める条件」について調査を行ったところ、半数以上の女性が平均的な男性を求めていることが分かった。
かつては、結婚相手には”高収入”、”高学歴”、”高身長”の「三高」が理想とされていた。しかし、不景気が続く中、女性のニーズは平均的な収入、平凡な外見、平穏な性格と三平思考にシフトしつつあるようだ。
自分自身を「三平女子」だと思う、が半数超え
自分自身のタイプについて年齢別にアンケートをとったところ、どの年代においても圧倒的に「三平女子」が多いという結果が出た。「三高女子」は11.4%となり、「三平女子」の圧勝だ。「三平女子」は、25~29歳の間が63.6%と最も多く、35~39歳で45.5%と減少傾向にあることが分かった。
35~39歳では、”低姿勢”、”低依存”、”低リスク”を望む「三低女子」の上昇もみられた。独身時代が長くなれば、世の中の酸いも甘いも経験しているはずだ。その中で彼女たちが学んだのは、より現実的でシビアな考え方なのかもしれない。
「三平女子」が考える男性の平均年収、高収入、希望年収は
男性サラリーマンの「平均年収はいくらくらいだと思うか」という問いに対し、三平女子と三高女子では約90万円近い差が出た。また、希望する年収では150万円の開きがあった。また、三平女子にとって「高収入」だと思われるのは年収700万円から。ここでも三高女子とは70万の差が見られた。三平女子と三高女子の間では、年収についての認識も大きく違うようだ。
理想は理想と割切ることの必要性
今回の調査結果から、将来のことを現実的に考えている女性の姿が伺えた。それも、年齢が上がるごとに結婚相手に対する要求内容は低くなっていくようだ。女性がハイスペックな男性ばかりを求める時代は終わり、身の程にあった結婚を意識する時代が来たのかも知れない。
出典[結婚相談所「オーネット」] 『独身女性が結婚相手に望む条件に関する意識調査』 (有効票 独身女性446人)