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小悪魔系男子は存在する?−男はわかりやすい生き物である−

そもそも小悪魔系男子って?

小悪魔系女子というのはよく聞くワードで、それを目指す女子すら多数いますが、そもそも小悪魔系男子なんているのでしょうか。この疑問に対して、「小悪魔系」という形容詞の意味を整理してみましょう。「小悪魔系」女子とは一般に、男性を手のひらで転がすような女子を表すようです。不特定多数の男性に対して、気を持たせたかと思えばそっぽを向くような、とらえどころのない女子が、男性の注意を引き人気があるという話もいろいろなところで聞きます。「目指せ小悪魔系」という標語すら雑誌やネットで幾度となく目にします。では小悪魔系男子とは、その男性版で、女性の心をもてあそぶような方法で異性の興味を引き付ける男性であると考えられます。実際に「彼の気持ちがわからない」「彼はわたしのことが好きなの?」という風に、ある男性の言動に一喜一憂したり振り回される女性は驚くほどいるのです。なぜそのような女性は小悪魔系男子と呼ばれる男性にもてあそばれるのでしょうか。それを推測するために、彼女たちがどのように振り回されるのかについて考えたみたいと思います。ある女性は「飲み会のとき、彼は毎回わたしの隣に座り、ボディータッチもしてくるのに、連絡は来ない」と言い、またある女性は「彼から、付き合っている彼女と上手くいっていないと言われ、わたしに気を持たせるようなことを言われる」という内容のことを言います。彼女たちは決まって、「彼が何を考えているかわからない」と悶々としています。

男はわかりやすい生き物である

「彼が何を考えているかわからない」という女性の嘆きは、「彼が自分のことを好きかもしれない」、「自分のことが好きだったらいいな・・・」という期待を含んでいる場合がほとんどです。やや冷酷ですが、女性がこういう悶々とした淡い期待を抱えている場合、男性からの脈はナシに近いのです。なぜなら男性は基本的にわかりやすい生き物であるからです。わかりやすいとはどういうことか、それは、男性はある女性に本気になると、まわりくどい駆け引きや、押したり引いたりの掛け合いを好まず、直球勝負でアプローチをかけてくるということです。本来狩猟していた時のごとく、本気で手に入れたい女性に対しては、一直線でわかりやすい行動を取ります。おそらくそれは無駄な駆け引きを繰り返すうちに、本命の女性を他の男性に取られてしまうことに焦りを感じるからでしょう。また、恋愛をしたことがある人にはわかると思いますが、本気で誰かを好きになると、駆け引きなどする余裕がなくなるのではないでしょうか。男性も同じです。本命の女性を前にすると、緊張して上手く話せない人もいるかもしれません。あるいはあまりに緊張して、格好悪い姿を見せてしまうこともあるかもしれません。しかしそれは、本気だからこその姿なのです。
それでは「小悪魔系男子」の行動はどうでしょう。彼らが女性に対してもてあそぶような言動を取ったり、振り回したり出来るのは、余裕があるからです。この余裕とは、その女性に嫌われたとしてもダメージが少ないからこそ感じられるものです。不特定多数の女性を手のひらで転がすような男性は、その女性を失う怖さや焦りをさほど感じず、ゲーム感覚でその場の雰囲気を楽しんでいるのでしょう。「小悪魔系男子」は本気になっていないからこそ「小悪魔系男子」の顔をしているのです。

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