失恋と復縁

男女は脳の仕組みが違う?男性が元カノを忘れられない心理とは?

男性では、よく元カノを忘れられずにいつまでも嘆いている人の話を聞くのではないでしょうか。一方、女性では、元カレのことなんかさっぱり忘れてしまって新しい彼氏との恋に夢中になっている女性の話もよく聞くのではないでしょうか。このことについては、インターネット上などでは、恋愛の思い出について、女性は「上書き保存」、男性は「名前を付けて保存」という扱い方の違いがあるということを見かけたことはないでしょうか。これはまさに、男性は元カノのことをいつまで忘れられない一方で、女性は元カレのことはさっぱり忘れてしまう傾向にあるということを表した言葉でもあるのです。
では、この「上書き保存」、男性は「名前を付けて保存」という理論は、実際のところ本当なのでしょうか。実は、男性と女性では、脳の構造が微妙に違っており、その結果、思考方法も大分違うものになってしまっているということが分かっています。例えば、一般的には、恋バナと呼ばれる恋愛の話に盛り上がるのは、女性です。その恋バナの中では、「どこの誰がカッコいい。」とか、「どこの誰が気になっている。」といった話が中心になるでしょう。古い彼氏の話をいつまでも「あの彼氏は良かった。」「元カレが忘れられない。」といったような話で盛り上がることは少ないでしょう。これは、女性の脳が、より優れた素敵な男性と交際したいという気持ちになりやすいという構造をしていることによるのです。女性は、子供を妊娠し、出産して回復するまで、誰かに守ってもらう必要があります。また、基本的には一回の妊娠で、一人しか生むことができないため、妊娠・出産をするにしても、できるだけ優れた遺伝子のパートナーを見つけようとします。このことが、本能的に、今のパートナーより優れた男性が現れれば、そちらをパートナーとして選びたいという選択につながってくるのです。既にパートナーがいる女性でも、いわゆる倦怠期に入るなど、パートナーに対する恋愛の気持ちが低下してくると、ホルモンの関係で、新たな男性に気持ちが傾く傾向があるとも考えられています。
これに対して、男性は、生物学的には、同時に何人でも女性を妊娠させることができます。これはつまり、常に現在のパートナーに集中する必要がないということでもあります。このことは、男性が次の新しい恋に夢中になりにくく、元カノのことが忘れられないという傾向に至りやすい原因の一つといえます。つまり、男性の中では、素敵な女性はいつまで経っても素敵な女性のままということです。また、男性は、統計的に、女性よりも恋愛経験が少ない傾向にあるため、一回ごとの恋愛の思い出を美化し、いつまでも忘れたくないという心理に至りやすいともいえます。
もちろん、この傾向には個人差があり、女性でも元カレのことがいつまでも忘れられなかったり、男性でも元カノのことを忘れてどんどん新しいパートナーを見つける方もいます。これは、脳の構造が女性寄り・男性寄りの個人差もあるでしょうが、それまでの人生経験などにも左右されるものです。

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