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恋心が愛情か執着心かを見極めて苦しいだけの恋愛は避けよう

恋愛は天にも舞い上がるほど楽しいこともあれば、何でこんなに苦しまなければいけないのかと悩んでしまうぐらい辛いこともあります。苦しい恋愛が続けば食事は喉を通らず、寝ても覚めても相手のことばかりを無意識でふと考えてしまいます。そんな恋愛の体験中は自分を客観的にとらえられなくなってしまいますが、それではいつまでも苦しいままになりかねないです。苦しい恋愛は心身への負担が大きいですから、なるべくしたくはないですよね。そこで、相手に向けている感情が本当に愛情なのか、それとも単なる執着心なのか、気持ちをはっきりさせておく必要があります。相手への恋愛感情がどんな感情なのか、冷静に自己分析することが大事です。  まず、相手に対して真剣に向き合い愛を育もうとする気持ちが強ければ、それは間違いなく愛情です。相手のことがとにかく愛おしい、いつもそばに居たいと思っている、心が安らぐなどの感情を相手に抱くなら、その気持ちには素直になったほうが良いです。まだ結婚していない段階での恋愛は、辛く苦しいことが多いです。相手のちょっとした行動や言動をいちいち気にしてしまい、独り相撲を取ってしまうこともあります。ですが、その気持ちが愛情だとはっきりわかっているなら、決着がつくまでは気持ちに素直になったほうが良いです。自分の気持ちに無理をして嘘をついても、後悔が残るだけです。それでは心残りになってしまいますので、恋する気持ちが愛情だとわかった場合は臆することなく相手にその気持ちをぶつけるのが正攻法のやり方です。  その反対に恋心が実は単なる執着心だったとしたら、こだわり過ぎるのは禁物です。たとえば相手のことを狙っている人が他にもいるとわかった時、先に取られてしまうのではないかと焦りを感じてしまいますよね。焦りを感じれば、取られまいと執着して気持ちが強くなります。しかし、このような恋心は、残念なことに長続きしません。首尾よく狙い通りに相手と付き合うことになったとしても、付き合った瞬間に執着心がなくなってしまいます。誰かに取られたくないという気持ちから生まれた感情ですので、付き合う形になった途端に気持ちが冷めてしまうのです。本当に愛情からくる恋心なら、付き合った後にもっと気持ちを深められるはずです。それならたとえ何か困難があったとしても、気持ちを強く持って立ち向かっていけますよね。ですが、単に相手に執着していただけの感情では、そこまで強くは思えません。また、誰かのことを意識して神経をすり減らした結果、心身共に疲れ果ててしまうようなことにもなりかねないです。これでは身が持ちません。執着心から相手を好きになってもあまり幸せに感じられないのは、そのような心の動きがあるからです。  愛情と執着心の微妙な違いを自覚するのは案外難しいことですが、そんな時は冷静になって自問自答してみると良いです。気になっている相手のことが本当に心から好きなのかどうか、それともただ単に誰かに奪われたくないだけの感情なのか、それがわかれば進むべき方向性は自ずと見えてきますよね。  もし自問自答してもわからないようなら、仲の良い友人に悩みを相談してみると良いです。そのタイミングは、もちろん早いほうが良いです。仲の良い友人なら親身になって考えてくれますし、気持ちをわかったうえで客観的な意見やアドバイスをしてもらえることに期待できます。そうすれば自分の気持ちが愛情なのか執着心か、はっきりとわかります。そうして早めに自分の気持ちを明らかにしておけば、恋愛に振り回されて苦しむような事態には陥りません。  ただ単に自分が傷つくだけの恋愛では心をすり減らしますので、そうならないような対策をしないといけないです。恋愛であまりに深く傷つくと立ち直るのに時間がかかってしまいますし、相手への気持ちが愛情なのかそうでないのかはなるべく早い段階ではっきりさせておくのが得策です。

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