【恋愛相談】年上の男性と付き合っていて年下に告白されました（30代・女性）
50台後半の男性とお付き合いしています。今までの恋愛経験は年上ばかりだったのですが、同年代や年下の男性がどんなタイプなのか大まかでもいいので教えて下さい。
変わりゆく男性たち
「最近の男の子は女よりも優しい」「男より女の方が怖い」「今時、女性は料理なんかできなくても平気だが、男子は料理が出来て当たり前」「女性化する男性」など、一昔前の日本では考えられないようなフレーズを耳にすることはありませんか？一見矛盾しているような言葉ですが、移り変わりの激しい現代の日本ではかなり合理的な言葉なのです。
そこで、三世代に分けて男性像を知り、あなたの周りにいる男性のベースを理解してみましょう。
３つの世代が築いた男性とは
まずは、今の日本を支える団塊世代の男性たち。彼らは家父長制という女よりも男が偉いとされる環境にいる親に育まれたため、自分は男だという意識が強く働きます。それと同時に母という役割が新しい国民、つまり子供たちを形成するのにいかに大切という認識が出てきた社会でもあったので、母親から男性にはない女性の強さや愛情を見て取り、女性への尊敬もまた持っています。そして、ベビーブームの時代に生まれた彼らには、同世代が溢れているため、競争心が激しく、自分の地位を上げるための努力や家族を支えるための仕事は惜しまず、乗り越えることができます。
次に、ゆとり世代と呼ばれる人たちです。女性の社会進出などといった社会の変化に伴い、出産年齢の高齢化や一人っ子の家庭が増え、大事に守られて育てられたため、自ら行動にでるというよりも、受け身型、マイペースでセンシティブな性格が多くなります。野望や向上心も以前の男性よりは乏しく、男性と同じように活躍する女性が当たり前になった時代にいる彼らは、女性に対して対等な関係を心地よく感じ、自分は男だと意気込むことも少なくなります。
そして最近話題なのが、ゆとり世代に続くさとり世代です。さとりとは“悟り”のことで、全てを悟っている仙人かのように何も言わず、何も求めないといった世代です。自分の欲望も殆どなく、良く言えば大人しく落ち着いていますが、悪くいえば何をしても無駄というような諦めさえ感じられる境地にいます。これは日本の政治や景気が影響しているのではと言われており、今年の新社会人の将来の夢に多く見られた回答は、無難な会社に就職し、普通に結婚し、質素な生活を送れるように適当に働くこと、でした。残業はせず定時に帰り、出世欲もないというなんだか悲しくも聞こえる感情を将来設計として持つ彼らが、ゆとり世代です。
三世代の男たち、理解して利用しよう！
どの世代も、同じ日本男児ですが世代によってこんなにも差があります。女性も男性と同じように、世代による変化は見られますが、あなたにはどの世代の男性のタイプがフィットしますか？
会社の団塊世代の上司が女をバカにして扱っているように見える？彼は競争社会で頑張ってきた日本男児だと思えば、素敵なところがもっと見えるかもしれません。実際彼らは、自分たちの世代の偉業を誇りに思っています。後輩はゆとり世代でなんだか掴みどころがない？優しくおっとりとした日本男児としてみれば、彼ならではのいいところが分かるかもしれません。
実際彼らは、ゆとり世代と呼ばれることを嫌い、自分たちの世代も出来る人間だと認めてもらえたら頑張れると思っています。新卒男子が無気力でやる気がなさそうに見える？実は何も言わないだけで、口を開かせてあげたら立派な日本男児なのかもしれません。実際彼らも、上の世代の人たちが耳を傾けてくれるのであれば、自分の意志を伝えたいと思っています。
もちろん同じ世代とは言っても、性格や人格は十人十色ですから、一概には言えません。しかし、注目してこのパターンを照らし合わせてみると、きっと何か気づくことがあると思いますよ。この三世代に渡る日本男児たちの特性、あなたも恋愛に仕事にと大いに役立てちゃいましょう。
