【恋愛相談】友達以上恋人未満って言われます(20代・女性)
仲の良い男の人に「友達以上恋人未満」って言われます。私としては付き合いたいと思っているのですが、相手にうまくかわされているような気がします。どういうつもりで言っているのでしょうか?
都合のいい女扱いされていませんか?
友達なら友達、恋人なら恋人でいいのでは?思うのですが、どちらともつかない「友達以上恋人未満」という曖昧な関係があります。
Wikipediaによれば、本来の言葉の成り立ちは{友達以上に仲が良いが、恋人ほどは深いつきあいではない、若い男女の初々しい関係を表現した言葉}となっていますが、最近の解釈は少し違うようです。実際は恋人のような関係なのに、晴れて恋人の座に昇格できない曖昧な関係を意味しています。言葉だけを見れば響きのいい言葉ですが、きちんと恋人として扱ってほしい女性にとってはなんとも歯がゆい関係です。
実は都合のいい女と紙一重であることを頭に入れる
恋愛において、愛情の裏には独占欲が発生するのは当然のことです。愛しているから相手の心も体も独占したい、その権利が与えられる代わりに恋人としての責任も発生します。その責任を持つことができる覚悟があって初めて体の関係を持つことができるのです。
ところが恋人としての責任は果たしたくない、でも体の関係を持ってしまった「友達以上恋人未満」の関係というのは、ただの都合のいい女でしかないという方程式ができあがります。お互いが曖昧な関係を望むのなら問題はないのですが、どちらかの気持ちの比重に大きなズレがあるとつらくなってしまいます。
いつかは恋人に昇格できる?
友達以上恋人未満の先に恋人の座が約束されているかといえば、相手に対する責任が持てない限り現実は厳しいです。
男性にはキープしておきたいという欲求があります。キープというのは、近くにいれば何かあったときに便利だからとりあえず置いておくというものですが、本命の座とは全く異質のものです。
洋服と女性を一緒にするなと言われそうですが、洋服の整理をしている時を頭に入れてみてください。「この服、もう着ないから捨てようかしら」と迷った時にこう思いませんか?「取っておけば何かの機会に着ることがあるかもしれない」と思ってキープするけど、実際はタンスの肥やしにしかならないというのがそれに似ています。心ときめくヘビロテの洋服とは違います。あれば安心、でもあってもなくてもいいというのがキープです。
それに対し、ヘビロテの服に対してはどうでしょうか?毎日靴やバックに至るまでコーディネートを考え、少しでも汚れたらクリーニングをしたりアイロンかけたり、どこに着ていこうかと胸をときめかせたり、少しでもきつくなればその服のためにダイエットをしてみたり・・。ときめくというのは、ものすごいエネルギーがいります。けれどその一つ一つが面倒なことではなく、むしろ楽しいことなのです。楽しいというのは面倒なことも含めて楽しいと思えることを意味します。
そしてこれを恋愛に当てはめてみましょう。恋愛から面倒な要素を引いたら、残るのは「都合のいい女」という立場です。相手に対する責任という面倒な部分がないわけですから、それは男性にとって好都合でしかありませんよね。
脱・友達以上恋人未満を目指すなら
最低でも、恋人の立場に昇格するまで体の関係は持たないのが基本です。そして男性の都合ではなく、自分主体で交際関係を見直しましょう。「この関係で本当に満足なのか?」と、二人の関係について一度彼ときちんと話し合う必要があります。その上で、「あなたにとって私はどんな存在なのか?」とはっきり聞いておくことをおすすめします。
白黒つけない曖昧な関係は確かに楽ですが、楽を選べばむなしさしか残りません。しかも曖昧な関係が長引くほど恋人に昇格するする可能性は低くなります。勇気を持って二人の関係を見直し、可能性がないなら本命として扱ってくれる男性を探すことをおすすめします。