世の中には「美男美女」と呼ばれる、理想的なカップルが存在します。
でも、本当に美男美女なカップルはごくわずか。
中には、「美女と野獣」のような、どう考えても女性の容姿に対して男性側のつり合いがとれていないカップルもいますよね。
それと同じように、超イケメンと、ちょいブスな女性のカップル、というのも世間には一定数存在しています。選びたい放題のはずのイケメンがなぜ…。
今回はそんな、「彼女はちょっとブスくらいがちょうどよい」と考えている男性の心理について、簡単にまとめてみました。
?自分のプライドを守れる。
男性は、女性が思っている以上にプライドの高い生き物です。
相手より身長が高い、収入が高い、学歴が高い、容姿が優れている、運動神経が秀でている、可愛い彼女がいる、など、多岐にわたり常に「相手より自分の方がより優れている」ということを実感していたい、そんな生態を持つのが世の男性なのです。
そしてその気持ちは、ときに自分の彼女にも向けられるのです。
たとえば、一般的に男性は自分より「身長が低い」女性を好んで付き合います。
これは、相手の方が身長が高ければ、文字通り「見下される」様相を呈すため、男性側が嫌がるわけです。中には、同じくらいの身長か、女性の方が高いといったカップルもありますが、それは少数派の例外的な事例にすぎません。
これと同様の考え方が、「容姿」にも当てはまるのです。
誰もがうらやむような可愛い彼女や美人の彼女がいたとします。
その女性に対し、自分も同等のスペックを持っており、つり合いが保たれていれば、男性側は自信を持ち、周囲の人に彼女の存在を自慢できるでしょう。
ところが自分と比べ、あまりにも相手の容姿が優れていた場合、
「なんであの子、あんなさえない男と付き合ってるのかな。」
「釣り合ってないよね、あの二人。」
などと周囲から陰口を言われ、男性側の自尊心はひどく傷つけられてしまいます。
その点、「ちょいブス」な彼女ならばそんな心配はありません。
ですから、今一つ自信を持てないでいたり、どこかにコンプレックスを抱えた男性は、「ちょいブス」な女性を好むというわけなんですね。
�A安心できるから。
「美人は3日で飽きるが、ブスも3日で慣れる」という言葉が昔からありますよね。
どんなに美人であっても、美人はそれまで特に不自由をせず男性にちやほやされてきたため人間としての面白みに欠けすぐに飽きてしまい、容姿のそれほど優れない女性であっても、共に過ごすうちに内面の良さに気づき、容姿には慣れてしまう。そんな意味の言葉です。
また、美人に対すると男性側が変にあがってしまったり、委縮してしまったりして落ち着かない、というところから言われることもあるそうです。
美人というと、どうしても男性側は「他の男」の存在を意識させられてしまいます。
そして、つい身の丈にあわないような「無理」を自分に課してしまい、次第に疲弊していくのです。
その点「ちょいブス」であれば、他の男性の存在を気にすることもほとんどありませんし、ありのままの自分でいられ、男性側としては心穏やかに過ごすことが出来る、というわけなのです。
ですから、恋愛対象としては美人が好まれるかもしれませんが、「結婚」となると安心感を求め、「ちょいブス」な女性を求める男性がいるということなんですね。
相手が自分と釣り合っているかどうか。
それを決めるのは周囲ではなく、自分自身の心です。
容姿のみにとらわれない、心を見て好意を持ちあえる素敵なカップルが、これからもっともっと増えてくれることを願います。